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見えない悲しみ

2013.09.20

とある都内の朝電車

ぎゅうぎゅうすし詰めとまではいかないけど隙間なく満員な車内。私も立っている。
座席の前に立っているとある男女。

男性は大きなトランクと女性もののバッグを肩にかけている。
もしや新婚旅行とかかな?って感じ。
まあそこまではどこにでもありふれた光景なんだけど

女性が、よく見たら妊婦さん……かな……?
という感じがして!
そういえば腹丸いような、腹をしめつけないような服を着ているような…
しかし確証は無いんですよ。そういう服って普通にいっぱいあるし、そういう服だから腹丸く見えるだけかもしれないし。

こんな余裕の無い車内で、そんな確証の無い女性に席を譲ろうと声をかける人もいないわけですよ。
私は男女から離れてたしそもそも座ってないのでどうしようもありませんでしたが、近くに座っていたらどうしてたろうか。


こんなとき 小さな親切に背中を押してくれるのが、妊婦さんマークなんですね(・▽・)ノ〇

妊婦さんマークを見かけたら席譲るようには心掛けてるけど、「マークが無いということは違うんだろう」と自分を赦す免罪符にもたまにしてしまう。

でこの人はマークつけてるのかな?と思って見てたんだけど
見えない。
見えない=つけてない=妊婦さんじゃない?


しかし、
とある駅で人が減って女性が座席についたとき、女性のバッグに妊婦さんマークがついているのが見えました。

もしやとは思ったんだがやっぱり、
男性ーー!
女性に気遣ってバッグ持ってあげてるのは殊勝な心掛けだけど、

あなたが注意深くなくバッグを持っているために妊婦さんマーク隠れちゃってましたよーー!!

見えるようにしてあげて!><

男性からしたら妊婦女性への心遣いでバッグを持っている筈なのに、それが裏目に出るなんてなんということ。
誰も悪くないのにひきおこされた悲しい結果。こういうこともあるのです…


妊婦さんマークが見えなければ妊婦さんじゃない、または座りたいなら優先席付近に行くなりマークを見せ付けるかすればよいのだからそれをしないということは仮に妊婦さんだとしても座らなくては辛いというほどの状態ではないと考えることができる
などと醜い言い訳ばかり唱えて道徳に目を反らす私のようなやつもいる(・□・)すみません…